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Il testimone...

人生朝露の如し 一日を大切に記していきます

社保庁不祥事に見る外国人労働者を使用することへの無理解

年金記録転記で大量ミス、中国人アルバイトが誤記
1月30日22時15分配信 読売新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080130-00000055-yom-soci

 社会保険庁のコンピューターに未入力の「旧台帳」と呼ばれる年金記録計1466万件の入力作業で、社保庁が昨年12月、人材派遣会社から派遣された中国人のアルバイト約60人を採用し、氏名を書き写す作業で大量のミスが発生していたことが30日、わかった。
 社保庁は、中国人アルバイトが担当した部分をすべてやり直したが、管理体制などが問われそうだ。・・・
 中国人アルバイトらは、先月10日から約9日間作業を行ったが、日本人の姓と名を区別できなかったり、旧字体やひらがなを正確に読み取れず、大量のミスにつながったという。ミスに気付いた社保庁は派遣受け入れを打ち切ったが、すでに約25万件の転記が終わっており、すべてやり直した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080130-00000055-yom-soci


<厚生年金>転記作業で派遣の中国人ら大量ミス
1月30日22時9分配信 毎日新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080130-00000146-mai-soci
 コンピューターに未入力の古い厚生年金記録1430万件などの手書き台帳からの書き写し作業で、昨年12月に派遣会社から派遣された中国籍などの外国人約50人がミスを連発し、社保庁が途中で全員の作業を打ち切ったことが分かった。 
 30日の民主党の会合で社保庁が説明した。この作業のため、社保庁は派遣社員ら約1300人を集め作業を開始。人材派遣大手「フルキャスト」(東京都)は外国人約50人を12月10日から派遣した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080130-00000146-mai-soci

 こういう業務を中国人アルバイトにやらせればどうなるのか,という想像を,社保庁ははたらかせなかったのだろうか。

 近年,日本には多くの中国人労働者が流入している。
 
 そもそも中国人労働者の常識と日本人の常識は異なる。
 これと同じように,わたしたちが通常備えておくべき感受性や能力を,中国人労働者がもっているとは限らない。
 つまり,われわれ日本人が中国人労働者に「~をしろ」と言えば,当然にそれをすることができるとは限らないのだ。

 第一に言葉の壁がある。
 いくら労働者としてやってきたとはいえ,中国人がみな等しく流ちょうな日本語を話せるとは限らない。

 * * *

 最近は,たとえば日本国内の漁業などにおいて,漁業従事者が少ないために,その労働力を補うためにやむにやまれず外国人を雇って,1から教えているケースが多いのだという。

 政治家の中にも,労働力の拡充や人口減少問題に対応するためには,外国人を幅広く受け入れることが必要だと主張する者が少なくない

 だが,こういう社保庁の不祥事を見ると,どうも日本人はまだ外国人(労働者)を受け入れる心構えはできていないし,その余裕すらないように思える。
 むしろ,バカな使用者にこき使われる外国人がかわいそうだ。

 一方で,外国人を労働者として用いることについては懸念すべきこともある。

 フランスの移民政策の結果を思い出してほしい。
 過度の移民流入により,フランスは過度に保守化した。国民間にはナショナリズム(言語共同体としての)を強調しなければ,フランスはフランスではなくなるのではないか,という根強い声もある。
 つまり,移民をフランス人として「同化」させるべきだ,と彼らは言うのである。

 その結果が,サルコジ大統領の,「社会のくず」発言である。

 * * *

 外国人労働者を受け入れるにあたっては,彼らとどう向き合い,どのようにつきあっていくか,という議論をもっと政治家,いや,広く国民間でしなければならない。

 ただ闇雲に「友好のため」などと言って外国人の受け入れを強調するのは,かえって両国間の関係を悪化させる可能性もあろう。
 

テーマ:中国問題 - ジャンル:政治・経済

  1. 2008/01/31(木) 00:00:00|
  2. 社会
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