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Il testimone...

人生朝露の如し 一日を大切に記していきます

「体罰と犯罪」頭部への打撃1(東京高裁昭和56年4月1日判決)

体罰事件をめぐって、ことさらリーディングケースとされるのが、東京高裁昭和56年4月1日判決である。
この東京高裁の判決は、「体罰」の限界を示す点で極めて意義深い。

いくらか長い判決なので、何回かに分けて判決を整理していきたい。ただ、できれば専門家だけではなく、一般の方にも読みやすく整理したいので、読みやすさを優先するため、正確に要約できていない部分があり得ることはご容赦いただきたい。
また、被告人となった教師や被害生徒のお名前も一部書籍等で明らかにはなっているが、ここで実名を明らかにすることは意味のないことと思うので、管理者のほうで改変を加えたい。

【東京高裁昭和56年4月1日判決】

(事案の概要)

暴行罪に問われた被告人A藤B子教諭は、当時市立中学校の保健体育と国語の担当教師で、3年1組の担任をしていた。当時40歳

被害生徒V君は、当時中学2年13歳
被害生徒は、ある日、(当初風疹脳炎を疑われたらしいが)原因不明の脳内出血で亡くなった。

被害生徒の母親は、生徒の友人から、死亡の8日前に行われた体力診断テストで、A藤教諭がV君の頭を数回殴打していた事実を知らされる
V君のご両親は、V君が亡くなる際に、当時入院していた病院の医師から、V君が「一ヶ月以内」に「頭を打ったこと」がなかったか聞かれていたらしい。
当時、ご両親に思い当たることがなかったそうだが、この級友の話を聞いたことから、A藤教諭による「体罰」を問題視し、同事件を警察に届け出た。

テーマ:許されない出来事 - ジャンル:ニュース

  1. 2013/01/25(金) 18:12:10|
  2. 社会
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