[政治] 山崎拓氏の自民党離党を断固支持したい

 
             山崎拓氏が、今年の参院選に衆議院から鞍替えして自民党から出馬するというニュースを聞いて失望した方は多かったに違いありません。
 山崎拓氏は、昨年の衆院選で比例復活当選すらできないほど大敗を喫したわけです。有権者からNOを突きつけられた者を、その翌年に参院選で出馬させることが妥当とは思えません。

 もちろん、自民党も全員が全員「山崎拓氏の鞍替え出馬」に同意していたわけではありません。あまり大きく報道されなかったので、「自民党はみんなダメだ」と失望した方もいるかもしれませんが、昨年末になって、若手議員を中心に反対の声が上がりました。
 実はこの動き、ほとんどマスコミに報じられなかったのには理由があります。
 若手議員がこうやって反対の声を上げている最中に、舛添議員が新党結成をにおわせる発言をしていたからです。マスコミは、舛添発言を大きく取り上げたため、若手議員の貴重な声はほとんど知られずに終わりました。

 自民党の若手議員が言うように、山崎拓氏の参院選出馬が適切でない理由は大きく二つあげることができるでしょう。

 1.衆院選で落選した議員を一年足らずで鞍替え出馬させるのは、(山崎拓氏を落選させた)有権者の意思に反する。
 2.自民党内の「比例区70歳定年制」に反する(山崎拓氏は現在73歳)。

 鳩山首相に負けず劣らずの「みんなでやろうぜ」という友愛精神むき出しの谷垣自民党総裁ならば、おそらく山崎拓氏を参院選で鞍替え出馬させてしまうだろう、と私は思っていましたが、ここに来て動きがあったようです。

<衆院選で落選した自民党の山崎拓前副総裁が国民新党幹部と接触し、今年夏の参院選比例代表への同党からの出馬も含め検討していることが6日、関係者の話で分かった。>

 有権者の一人としては、むしろ歓迎すべきことではないでしょうか。山崎拓氏のような議員が自民党を離れることのほうが、自民党の将来にとってプラスに作用することでしょう。

 自民党は保守政党を標榜しながら、これまで日韓、日中、日露にある領土問題を解決できなかったどころか、韓国を刺激する、中国を刺激するなどという理由で、日本国民の我が国固有の領土への上陸を拒否してきたわけです。
 北朝鮮による日本人拉致問題も、山崎拓氏ら日朝国交正常化を優先する議員の存在は、圧力路線を重視する日本政府の足並みを乱す主因となりました。

 また、自民党結党目的の一つである「憲法改正」も、戦後ほったらかしの状態にしたのは、自民党自身でした。憲法改正のための国民投票法が成立したのは、自民党末期というべき安倍政権になってからのことです・・・

 山崎拓氏を自民党から鞍替え出馬させようという自民党議員がいるとすれば、その人もまた一緒に離党していただきたいものです。

theme : 自民党
genre : 政治・経済

tag : 山崎拓 自民党 参院選 国民新党 亀井静香 比例区

国・日・平の合流構想は期待できるか

 
            国民新党代表である亀井金融相によれば、「新しい保守を結集」するべく、国民新党、平沼グループ、新党日本の合流構想に関する協議が進められているらしい。

 しかし、冷静になって考えてみると、国民新党は現在、民主党政権の一員である。仮に、合流したとして、亀井氏の性格からして政権を離れるようなことはしないだろうし、平沼さん自身をはじめ保守色の強い平沼グループが民主党政権に入ることを潔しとはしないだろう。

 だとすると、実現可能性は低そうだ。

 では、亀井さんの発言の意図はどこにあるのだろう。
 保守票の支持を政権に引き付けるため?…いくらなんでも考えすぎだろうか。

 いずれにせよ、平沼さん本人のリアクションがないかぎり、静観しておいたほうがよさそうだ。

(追記)やっぱりそうだった。
 平沼グループは「民主党政権に入ることはあり得ない」とし、平沼赳夫さん自身も「無所属でやってきたのだから拙速なことはしない」と新党構想を否定した。

 亀井大臣が新党構想を記者の前で語った後に、小沢民主党幹事長が「新党構想はプラスだ」などと好意的な反応を見せていたので、胡散臭いなあ、とおもっていたが、やっぱり亀井さんが勝手に言っているだけのことらしい。

 平沼グループのみならず、新党日本も慎重姿勢を示したそうだが、両者の対応は率直に評価したいとおもう。
 政界再編は必要だとはおもうが、民意の集約ができない形で再編が起きても意味がない。
 再編には、明確な対立軸がなければならないが、現時点で政界を分けるほどの大きな対立軸を見出しにくい。

theme : 自民党の腐敗
genre : 政治・経済

tag : 政界再編 平沼赳夫 亀井静香 田中康夫 国民新党 新党日本 平沼グループ 保守

日本郵政新体制発表:評価がさまざまなのは当然の話

 
             日本郵政の新体制が発表された。マスメディアは「亀井=小沢の意向が強く反映された」などと報じている。

 日本郵政の新体制を見て、みなさんはどのようにお感じになったであろうか。

 私は未だにどのように新体制を評価してよいのか迷っている。ことが大きすぎるからだ。

 これからの日本の郵政を考えるに必要な視点はいくらでもある。

 ユニバーサルサービス。

 郵便局員の雇用問題。

 金融問題。

 だから、良い悪いはともかくとして、「天下り」批判一辺倒の世間は、日本郵政の新体制を適切に評価していない、ということだけは言えるだろう。
(むろん日銀人事であれだけ「天下り批判」を続けた民主党に対して「言っていることが違うじゃないか」という批判はあり得なくはない。民主党は「天下り批判」一辺倒だったかつての姿を率直に省みるべきだ。)
 というか、すべての公法人(一部は天下りを受け入れている)の金融資産の合計をもってしても、日本郵政グループの金融資産の10%に過ぎないのだから、日本郵政そのものが最大規模の天下り組織に転じないわけがない(これは批判ではないですよ。それだけの規模があるのだから、どこかで天下りになるのは必須でしょう?)。

 今の民主党政権に必要なのは、デューデリジェンスではないか。

 残念ながら今の民主党はノウハウがない。各大臣がそれぞれの知識と思考で物を語るから、憲法の求める「内閣の統一性」はまったく確保されていない。
 政権一年生という意味では、それは当然だし、しかたがないとも言えるが、だからこそ、民主党は慎重に動いて欲しい。
 迅速さを求めるあまり、日本郵政を、特定の政治家のためだけの玩具にするようなことがあってはならない。

 今回、私は、現政権の掲げる「民営化凍結」が、民営化を一時中止して、時間をかけて日本郵政の進むべき方向性を見極めるための時間を確保するためにある、と善解することにした。
 新体制発表段階で、良い悪いの評価はひとまず差し控えられるべきだろう。

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theme : このままで、いいのか日本
genre : 政治・経済

tag : 民主党 日本郵政 亀井静香 郵政民営化

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