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人生朝露の如し 一日を大切に記していきます

民主党:東アジア共同体とは…切り離せぬアジア主義、グローバリズム

 これからブログの更新は週1回以上は達成したい、そんな野心を持っております、くるくるです。
 これからは、とつぜん半年以上も音信不通になるようなことはせず(陳謝)、あらかじめ長期にわたり更新ができないと分かっている場合は、こちらでお断りを入れるようにします。

 と言っておいて、期待を裏切るのが、私くるくるでございますが(笑)、まあ、辛抱強くブログは続けます。
 みなさんのコメントは、私がお返事を書いていない場合であっても、必ず目を通しておりますので、お気軽にコメントをしていただければ幸いです。

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 「東アジア共同体」の構築が、民主党を中心とする連立政権の共通政策として確認されました。

 しかし、未だによく分からないのは、「東アジア共同体」とはいったい何であるか、ということなんですよね。もっとよく勉強すればそりゃ分かるんでしょうが、私は国際政治学を専門にやっているわけではないので、この分野はハッキリ申して勉強不足です。

 私は朝に2時間近く電車に乗っていますので、朝の読書の時間がかなり取れます。といっても、1時間くらい経過すると、爆睡しちゃってますけどね(笑)。
 ただ、この際に「東アジア共同体」を勉強してみるか、と思って、関連本をパラパラとめくって勉強はしていたのですが、「東アジア共同体」ってのは、まーなんですかね、ちと期待はずれというか、推進者のバイアスが強すぎて、拒否反応したくなるくらい気味の悪い著書もありますね。

 私はもっと「東アジア共同体」の背後には、戦略性、強い思想性があると思っていたんですが、どうも私の本のチョイスが悪かったのか、「東アジア共同体」の推進者の軽いノリが見え隠れしちゃっていて、なんだか残念でした。

 ただ、読んでいて分かったことがあります。
 一つは、「東アジア共同体」推進派はアジア、ことに中国をたいへん信頼している、ということです。日本と中国安全保障上、いわば「共通の仮想敵」を見出し難い関係にあると思うのですが、どうも彼らはそうではない。アジアは共通した安全保障上の利益があって、一致団結することによって、強い存在感を発揮できるんだ、というアジア主義的な発想をしている人が多いように見受けられます。
 また、日中間を「アジア」と安易に一括りにしている点も気になりました。前に書いたと思いますが、日中間は地政学的相違を無視できません。大陸勢力と海洋勢力を混合して国際政治を語ることがいかに愚かなことかを気づかなければいけないと思うのですが、彼らはいわばモンゴル帝国とスペイン帝国は一緒だと言っているのです(笑)。

 それに、支持者の特徴の二つ目として、グローバリズムに関するダブル・スタンダードが挙げられるのではないか、と思います。
 支持者の多くは、一般にグローバリズムには反対の立場を表明していることが多く、いわゆる多国籍企業を拒絶しているのですが(鳩山代表も「(行き過ぎた)グローバリズム」と「(米国を中心とする)市場原理主義」を批判していましたね。NYTの論文以降、だいぶ方向転換してしまいましたが・汗)、東アジア共同体の構築とグローバリズムの関係について、無視を決め込んでいます。
 東アジア共同体ほどグローバリズムと切って離せない関係はないと思うのですが、どうしてか普段は口をそろえて批判するグローバリズムの弊害を、ここでは持ち出さない場合が多いようです。
 このようなダブスタに気づかない支持者の現状を見るに、東アジア共同体というものの、単なる「地域統合」の憧れ、いわば「リージョナリズム」への傾倒によるところが大きく、理想論の範疇に止まる話のように感じられてしまいますね。
 そもそも、多国籍企業が市場を寡占化しているように、地域統合の結果もまたその中でイニシアチブを取りたい国家に牛耳られることを覚悟しなければならないのです。
 現在の中国はさほど東アジア共同体に魅力を感じているとは思いませんが、仮にそのような国家共同体が創設された場合には、人口13億の人口を抱える中国が、政治的にも、経済的にも、主導権を確立するのでしょう。

 「東アジア共同体」について、各論は後日書く予定ですが、総論として私が申したいのは、「東アジア共同体」とは、大東亜共栄圏の根幹ともまた共通することではありますが、いわゆる「アジア主義」そのものではないか、そうだとすれば、私たち日本国民は「東アジア共同体」の創設に最大の警戒をしなければならないのではないか、ということです。

 アジア主義は本当に難しい概念なので、ここで説明するとより詳しい方から総突っ込みを受けそうなので、やめておきますけれども、興味のある方は、インターネットでも十分に調べることができます。具体的には、アジア主義、大東亜共栄圏、太平洋戦争、あたりを検索ワードにして検索してみると、良い勉強になるかもしれません。

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 そうこうしているうちに、外務大臣に、岡田幹事長が内定したようだ。
 「東アジア共同体」の熱心な支持者である岡田幹事長が外務大臣に就任することで、「東アジア共同体」へ向けた取り組みが始まる。
 もっとも、「東アジア共同体」の創設のためには、国家間の自由な貿易を保証するために、その前提として国内の大規模な規制緩和がおこなわれなければならない。これら規制緩和の方向性が、これまで民主党が批判し続けてきた小泉構造改革と、その実質において変わらなくなるおそれも大きい。

 菅国家戦略相、岡田外相…鳩山代表が意向
 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090905-OYT1T00551.htm

テーマ:政治・経済・時事問題 - ジャンル:政治・経済

  1. 2009/09/05(土) 17:06:18|
  2. 政治
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