[密約] 中学生でも分かる密約問題(1/2)

 
             クリスマスイブの今日ですが、私は、特に予定がなく(T▽T)、男友達と一緒にご飯を食べて終わりました。
 そうです、明日のクリスマスもきっとそうなるでしょう。男だけの汗臭い酒飲みになるに決まってます!(つ□<。*)

 クリスマスなんて、いいもん。キリスト教徒じゃないんだから、別に。フンッ!・・・でも、寂しいなあ、と正直に書きましたが、みなさんはどのようにお過ごしでしょうか(笑)。

 この間、後輩から「密約」に関していろいろと尋ねられました。ハッキリ言って良く分からない、なんで「密約」と呼ばれているのかも分からないし、なんでこれを現政権が必死に暴こうとしているのかも理解できない、というのです。

 そもそも、「密約」問題といっても、日本における「密約」で、ホットなものにかぎって言えば以下の二つをあげることができるでしょう。。

1.沖縄密約(吉野文書)

 昭和47年(1972年)の沖縄返還に際して、日米両国が交わした密約とされ、その内容は米軍基地の原状回復費(米軍基地を収去する際に必要な費用のこと)である400万ドルおよび海外向け短波放送「Voice of America(アメリカの声。以下「VOA」)」の施設移転費である1600万ドルを、アメリカに代わって日本政府が肩代わりする、というものでした。

 なお、VOAとは、USIA(情報庁)が運営する「国営短波ラジオ放送局」のことです。

 しかし、この沖縄密約に関しては、当時この密約問題を追っていた毎日新聞の西山太吉記者(政治部)が、密約の存在を得るために、女性外務事務官に酒を飲ませた上、性的関係を結ぶなど、社会的に相当と認められない手段によって情報をつかみ、その情報を当時の社会党議員である横路孝弘氏(現在、民主党)らに漏洩した、いわゆる「西山記者事件」のほうが知られています(機密漏洩罪の教唆犯として有罪判決を受けました)。

 西山記者事件に注目が集まったことで、沖縄密約の問題は政府による密約の否定をもって一時下火になります。
 むしろ、西山記者が所属していた毎日新聞は、性交渉を通じた取材方法を行っていたこと、外務事務官という取材源の秘匿を守らない形で国会議員に情報をリークしてしまったことなどが、社会的に強い非難を受けました(毎日新聞社は経営危機に直面、この頃から毎日新聞と特定の宗教法人との付き合いも始まったと言われていますね。)。

 最近になって、元外務省アメリカ局長の吉野文六氏が密約の存在を証言しました。

(後日続けます。)

theme : 軍事・平和
genre : 政治・経済

tag : 沖縄密約 民主党 自民党 中国 密約 岡田克也 外務省 吉野文六 西山太吉

岡田外相:天皇陛下の「おことば」に意見するも・・・

 
            もう少し民主党政権は、天皇制の仕組みから勉強されたほうがいいかもしれません。

官僚的発想で同じ表現=お言葉、「陛下に申し訳ない」−岡田外相
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009102300871

 岡田克也外相は23日夕の記者会見で、天皇陛下が国会の開会式で述べるお言葉の在り方を見直すよう提起したことについて、「無難に対応しようという官僚的発想で(お言葉が)同じ表現になっている。わざわざ国会までお出かけいただいているのに、陛下に申し訳ない」などと説明した。
 外相は「国事行為に準じるので、『あまり政治的にならないように』という配慮が行き過ぎた結果、(お言葉の内容が)繰り返しになっている。ある意味で内閣の責任で、もっと陛下の思いが伝わる工夫がされるべきではないか」とも語った。

 お言葉の法的な位置付けは、憲法学上広く議論されているところであって、どこまでを天皇陛下の国事行為(憲法7条等)として是認できるのかどうか、という複雑な問題をはらんでいますが、それは置いておいたとしても、もはや野党ではないのですから、一閣僚の立場にある者が天皇陛下の「お言葉」の内容に干渉するかのような発言はすべきではなかったでしょう

 政権交代以降、一部の国が日本政府に対して天皇陛下の来訪を打診してきています。
 特に、来年、日韓併合100周年を迎える韓国の李明博大統領は、公式に来年の天皇陛下の訪韓を要請しています。これは明らかに韓国政府が天皇陛下を政治的パフォーマンスに利用する意図をもってのことです(岡田外相は「慎重に検討する」と前向きに受け取られかねない返答をしています。)。

 天皇陛下を政治利用したいと思っているのは、国内の勢力だけではありません。
 天皇陛下の政治利用をもくろむ他国の策謀に対しては、政府の原理原則を踏まえた毅然とした対応が必要です。

次回更新 10月29日予定

theme : 民主党・鳩山政権
genre : 政治・経済

tag : 民主党 岡田克也 外務省 外交 韓国 中国 天皇 おことば 内閣府 宮内庁

まずは東アジア共同体の定義付けを

 
             民主党政権が強く押し進める「東アジア共同体」。

 ネット上には、「仲良くすることは良いことだ」とか、「EUみたいでかっこいい」という意見もあるようだが、以下は、そういった人たちに特に一読しておいて欲しい記事だ。

 大前研一氏のコラム「東アジア共同体」を語る前にEUの歴史を学べ
 http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20091019/189495/

 「東アジア共同体」構想については、すでに(予想された)米国からだけでなくアジア各国からも不協和音が聞こえてきている。
 シンガポールのリー・シェンロン首相は10月3日、訪日(10月5日から8日)を前に日本のメディアのインタビューに応じて、「東アジアの地域協力は、米国など域外国との関係も重視しながら進めるべき」「東アジアは米国と経済、安全保障の面で強固な関係を保つべき」との考えを示した。
 要するにリー・シェンロン首相は、「鳩山さん、東アジアを定義してみてください」と言いたいのだ。岡田外相は先日カンボジアのシェムリアップでのASEAN会議に出席したが、そこでも東アジア共同体を売り込んでいる。ということは東南アジアも入るのか、ASEAN+3(中国韓国、日本)とどう違うのか、などでますます混乱が広がった。

 リー・シェンロン首相は、リー・クアンユー初代首相(シェンロン氏の父)と同様に、「米国あってのアジア」という関係式を理解している人物だ。彼の目には、日本が突如打ち出した「東アジア共同体」構想が次のように映るのだろう。「日本は覇権を求めているのではないか。今は親分の米国に頭が上がらないから、東アジアで威張りたいのではないか。それはかつて日本がたどった道ではないか」、と。

 大前氏が指摘するように、「東アジア共同体」が良いかどうかの前提問題として、「東アジア」とは何を指して言うのか、「東アジア」の定義付けの問題がある。
 米国を含めるものだとすれば、APECと何一つ変わらなくなるし、東南アジア諸国を広く含めれば、ASEAN+3と異ならなくなる。

 仮に、そうではなくて、日中韓だけの国家共同体を創設しようというのであれば、今度は東アジア共同体を創設する意味が無くなる。

theme : 民主党・鳩山政権
genre : 政治・経済

tag : 大前研一 東アジア共同体 岡田克也 東アジア 国家共同体 中国 韓国 ASEAN

日中韓共通教科書:「国民の生活第一」の実現にとって必要も実益も何一つない

 
            日中韓共通教科書:「国民の生活第一」の実現にとって必要も実益も何一つない

 韓国の中央日報が以下のような記事を配信している。

 日本外相「韓日中共通教科書が理想的」
 http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=121308&servcode=A00&sectcode=A00

岡田克也日本外相が韓日中3カ国の教科書問題と関連し、「韓国・日本・中国共通の教科書を作るのが最も理想的」と述べた。[…]
岡田外相は歴史問題をめぐり韓日中間で葛藤が生じることに関し、「(日本の侵略戦争について謝罪した1995年の)村山談話にもかかわらず、一部納得していない人たちがいるのは事実。いまや言葉よりも行動をする時」と主張した。
岡田外相は「韓日中共通の歴史教科書を作るのが理想的だが、そこまでいく第一歩として歴史に対する共同研究を実施することが重要だ」と述べた。

 鳩山内閣はどこへ向かおうとしているのだろうか。
 わたしは岡田外相が戦略的意図をもって<共通歴史教科書>を策定しようと言っているとは到底思えない。共通歴史教科書の作成を口にする動機は、中韓に対する親近感だけなのだろう。

 鳩山首相も文字通りの<友愛>で突っ走る。そこにあるのはstrategy(戦略)ではない。そこから感じられるのは、鳩山首相の人柄の良さに過ぎない(汗)。

 鳩山首相「韓国の文化が大好き」 首脳会談後の記者会見で
 http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20091009AT3S0901309102009.html

 「韓国の皆さんと文化が大好きだ」。鳩山由紀夫首相は9日の日韓首脳会談後の記者会見の冒頭、韓国への親近感を強調した。「ほとんどの日本国民は同じ気持ちを共有している」とも付け加えた。
 首相は「近くて近い国にしようという思いを共有できたことは素晴らしいし、うれしいことだ」と表明。李明博(イ・ミョンバク)大統領も柔らかな空気作りに努め、2人の信頼関係が構築できたかと問われると「できたと思っている。鳩山首相がどう思っているかわかりませんが」と冗談交じりに語った。

 別に韓国と仲良くするな、と言うわけではない。だが、鳩山首相は暢気と言うか、脳天気というか、どうも現実を見ていないような気がする。なにせオバマ大統領とたった30分しか会談していないのにもかかわらず、<信頼関係の絆(きずな)ができた>などと満足げに言えちゃうくらいなのだから。

 共通の教科書作成が外交カードとなりうる要素は認められない。というか、日中韓の歴史認識問題について、外交上のpriority(優位性)が基本的に日本にはないことに気づかなければならない。ちょっと乱暴な言い方をするが、歴史認識問題については、日本が中韓の相手をすることそれじたいが無駄であって、日本にとって何一つとして利にはならないのである。

 仮に、それらの原則論を度外視(どがいし)したとしても、共通教科書を作成するメリットはどこにあるのだろう。私には見いだせない。

 平成14(2002)年に、菅直人幹事長(当時)が中国にある『南京大虐殺遭難同胞記念館』を訪問し、生存者代表に会って謝罪したように、民主党の議員は歴史認識問題に熱心なかたが多い。
 日中韓で共通の歴史認識を構築することが、日本の東アジアにおける外交上のpresence(存在感)を高めると信じているようだ

次回更新:10/18

theme : 民主党・鳩山政権
genre : 政治・経済

tag : 米国 民主党 中国 自民党 オバマ 菅直人 南京大虐殺 歴史認識 岡田克也 韓国

政治家データ:閣僚候補の政治スタンス(平野博文・岡田克也・菅直人)

 
            (1)閣僚人事 ー 平野博文氏・岡田克也氏・菅直人氏

 閣僚人事のうち、上記3人はそれぞれ官房長官、外務大臣、国家戦略局(新設)担当相に就任することが決定したとされています。
 各人の政治スタンスは以下のとおり。
 平野博文氏岡田克也氏菅直人氏
憲法改正
憲法9条改正
集団的自衛権×××
核武装議論×××
道路予算の維持×××
5年以内の消費税増税××
永住外国人地方参政権
国会議員の世襲制限
衆議院議員の定数削減
企業献金・団体献金禁止
環境税導入
基礎年金の保険料方式××
製造業への労働者派遣××
自衛隊のアフガニスタン派遣
××
*○は「賛成」ないし「どちらかといえば賛成」、△は「どちらともいえない」「無回答」「非該当」のいずれか、×は「反対」ないし「どちらかといえば反対」。

1.国家安全保障、国会改革、環境税導入では足並みが揃っている。
2.菅直人氏は態度を留保するものも多いが、おおむね憲法改正には賛同している。
3.外務大臣として名前の挙がっている岡田克也氏は、「在日韓国人をはじめとする永住外国人住民の法的地位向上を推進する議員連盟」の会長を務めている。
4.核武装議論、道路予算の維持、外国人参政権付与、国会改革、環境税、製造業への労働者派遣で、外務大臣候補の岡田克也氏は鳩山代表と意見を同じくする。
5.憲法改正や消費税の考え方を除けば、鳩山代表と菅直人氏の回答内容は同じである。
6.平野博文氏は製造業への労働者派遣について「無回答」と答えた数少ない民主党議員の一人である。
7.なお、党として見れば ー 後日、きちんとまとめて数字を出したいと思っているが ー いまのところ、民主党に関して分かっているのは、先の衆院選当選者308人のうち・・・
 〈憲法改正〉  賛成125人 反対62人
 〈外国人参政権〉賛成184人 反対35人
・・・ということだ。

*次回更新16日予定

*平成21年度衆議院議員選挙前に行われた、朝日新聞及び東京大学の共同調査と毎日新聞の調査を参考に図表化しています。

theme : 民主党・鳩山政権
genre : 政治・経済

tag : 民主党 自民党 岡田克也 菅直人 平野博文

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