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Il testimone...

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[鳩山] お猿さんでも分かる「脱税」講座

 ネットでは、鳩山首相のことを「脱税総理」などと呼んでからかっていますが、そもそも「脱税」とはなんなのでしょうか、そして、脱税になったらどうなるんでしょうか。

 広辞苑レベルだと、(確認はしていませんが)「脱税」とは、納税すべき金額を支払わなかったこと、ということなのでしょうが、現実はもう少し複雑です。

 税を免れたと言っても、無申告に過ぎないこともあるし、過少申告もあれば、単に不納付のケースもあります。
 それに、法に触れない範囲内で税負担を軽減する租税回避や節税のケースもあります。
 こういうケースでは、加算税による行政上の制裁がかされる場合もありますが、懲役刑などの刑罰を受けるようなことはありません。

 戦前の日本は、脱税を「国庫に納入すべき額を納めなかったこと」として、賃金の不払いのように、損害賠償として把握していました。

 しかし、今日、脱税は刑事罰とされており、厳格に処罰されるおそれがあります。
 場合によっては、罰金に加えて、懲役刑が併科されることもあります。
 なお、脱税に懲役刑が設けられたのも戦後になってからのことです。(その意味で、脱税に対する考え方は、戦前と戦後で180度変わってしまったのです。)

 脱税は、「偽りその他不正の行為」によって所得税などの税を免れることが必要です。この行為がなければ、脱税とはいえないでしょう。

 脱税が認められるとして、さらに税を免れるために隠蔽や仮装をおこなっていた場合には、重加算税がかされることがあります。

 さらに、脱税により納付期限を経過していますから、遅延賠償として延滞税がかされることになります。

 これに加えて、脱税は刑事罰ですから、罰金や懲役がかされることになります。


 なお、年間150件程度の脱税があります。

テーマ:刑事事件・裁判関連ニュース - ジャンル:ニュース

  1. 2009/12/26(土) 21:37:29|
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