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Il testimone...

人生朝露の如し 一日を大切に記していきます

国・日・平の合流構想は期待できるか

国民新党代表である亀井金融相によれば、「新しい保守を結集」するべく、国民新党、平沼グループ、新党日本の合流構想に関する協議が進められているらしい。

 しかし、冷静になって考えてみると、国民新党は現在、民主党政権の一員である。仮に、合流したとして、亀井氏の性格からして政権を離れるようなことはしないだろうし、平沼さん自身をはじめ保守色の強い平沼グループが民主党政権に入ることを潔しとはしないだろう。

 だとすると、実現可能性は低そうだ。

 では、亀井さんの発言の意図はどこにあるのだろう。
 保守票の支持を政権に引き付けるため?…いくらなんでも考えすぎだろうか。

 いずれにせよ、平沼さん本人のリアクションがないかぎり、静観しておいたほうがよさそうだ。

(追記)やっぱりそうだった。
 平沼グループは「民主党政権に入ることはあり得ない」とし、平沼赳夫さん自身も「無所属でやってきたのだから拙速なことはしない」と新党構想を否定した。

 亀井大臣が新党構想を記者の前で語った後に、小沢民主党幹事長が「新党構想はプラスだ」などと好意的な反応を見せていたので、胡散臭いなあ、とおもっていたが、やっぱり亀井さんが勝手に言っているだけのことらしい。

 平沼グループのみならず、新党日本も慎重姿勢を示したそうだが、両者の対応は率直に評価したいとおもう。
 政界再編は必要だとはおもうが、民意の集約ができない形で再編が起きても意味がない。
 再編には、明確な対立軸がなければならないが、現時点で政界を分けるほどの大きな対立軸を見出しにくい。

テーマ:自民党の腐敗 - ジャンル:政治・経済

  1. 2009/11/18(水) 20:16:08|
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衆院選後の公明党はどこへ向かうのか

8月30日の衆院選で、公明党は大きく衆議院の議席を減らすことになった。

 公明党は、「常勝関西」と言われるように、特に関西では圧倒的な力で選挙戦を制してきた。
 選挙前から厳しい選挙情勢が伝えられてきた公明党は、「常勝関西」を支えてきた公明党の支持母体である創価学会の信者らを結束させ、また、同会とも関係のある芸能人の応援演説の支援を受けて、これまで以上の組織的な選挙運動を展開し、議席の保持を目指した。

 だが、これらの組織的な集票活動も実ることがなかった。特に、関西は、組織的な選挙運動がかえって有権者の反感を買ったのだろうか、無党派層に嫌われた。
 北側元幹事長の選挙区では65%が民主候補へ、冬柴元国交相の選挙区では6割以上が田中康夫氏に流れた、とする出口調査もあるくらいで、公明党公認候補は思うように票を伸ばすことができないまま、議席を失った。

 最も衝撃的だったのは、公明党公認候補の小選挙区全滅だった。その中には、党のナンバーワン・ツーの太田代表と北側幹事長が含まれていた。

 この壊滅的被害をこうむった公明党はいち早く党人事をおこなった。

 新代表、山口那津男氏。幹事長、井上義久氏。前々から名前の挙がっていた二人ではあったが、これまでの太田代表とはずいぶん雰囲気の違う、良く言えば「新鮮な」、悪く言えば「地味な」人事だった。

 山口代表は12日に党の方針を明らかにした。

 <野党になり、自民党との選挙協力は当然あってしかるべき、というものではない。共闘はあるが、連立野党はない>

 それは、これまで連立パートナーを組んできた自民党と歩調を合わせるわけではない、場合によっては、民主党と国会においても、あるいは、選挙においても、協力関係を結ぶこともありうる、といういわば自民党との決別とも言える完全な方向転換だった。
 そして、民主党については<協力すべきは協力しなきゃならない>とも述べている。

 今後、控えている10月の参院補選、来年の参院選で、自民党は公明党の協力を得られない可能性も出てきた、というわけだ。

 * * * * * * *

 「創価一家」とも言われる公明党の山口新代表と、元創価学会職員の経歴を持つ井上新幹事長の二人が、党の重要ポストに就いたことは、一般に、公明党が支持母体である創価学会との関係を強化した、と評価されている。

 しかし、私個人はそれよりも、幹事長となった井上氏が持つとされる小沢氏とのパイプのほうが気になっている。

 井上氏は、新進党時代から選挙地盤が同じであったこともあって、<党で唯一、小沢さんとサシで話せる議員といわれてい>る(『週刊新潮』9月13日号)。その井上氏を幹事長に当てることは、民主党幹事長の小沢氏とのコネクションを強化する狙いがあった、といえないだろうか。

 民主党内に公明党アレルギーを持つ者が少なくないことと、民主党の支持母体である一部の宗教法人と創価学会との関係があまり芳しくないことなどからすれば、私はそれほど早い段階で「民公」が連立に類する形で協力関係を結ぶとは思わないが(ただ個別の政策において明確な協力関係を結ぶことは十分にあり得る。例えば、外国人参政権に関する問題では、両党の立場は一緒だ。)

 民主党の鳩山代表も、今月9日に山口新代表と会談した際に、<国民の望むところの政策の実現に協力をお願いしたい>と述べたそうだが、それに対して、山口氏は<国民が望む政策については協力したい>と協力を否定しなかった。
 この山口氏の対応については、「社交辞令」に過ぎない、との意見もあるようだが、今回の公明党の人事を見るに、私はどうもその程度の軽い発言とは受け取れないのだが、みなさんはどうだろうか。

 すくなくとも、今のところは、両党は「是々非々」の関係を続けるのだろうが、これまでのような敵対関係はいくぶん緩和されるのはまちがいない。
 それが国民にとって、良いことであるか、悪いことであるか、は慎重に検討することが必要だ。

 次回更新の際に、外国人参政権に関する各政党の対応について、まとめたものをアップします。

[次回更新]9/18(金)21時過ぎを予定。

テーマ:創価学会・公明党 - ジャンル:政治・経済

  1. 2009/09/15(火) 18:13:38|
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