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Il testimone...

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議員立法制約:民主党は誤りを認める好機だ

 民主党は、肝炎対策基本法案を今国会に提出する方針を固めたそうだ。

 肝炎患者が待ち望んだ法案であったが、民主党が議員が法案を発案すること(議員立法)を党内で禁止していたため、法案を提出することができずにいた。
そのことで同法案に協力的だった野党の自民党や公明党だけでなく、民主党内からも厳しい批判が集まっていたところだった。

 民主党が議員立法禁止の例外として、同法案を議員立法として提出することを許容したことは、まず無条件に評価したい。

 しかし、今回を契機に議員立法を解禁すべきではなかろうか。
 賛否両論あるにしても、先の臓器移植法が議員立法でなければ成立を見ることは出来なかったように、救済の必要性や迅速性のある場合には、いちいち政府が提出するのを待つべきでなく、目的的意識をもった国会議員による柔軟な法案の提出がなされるべきだろう。

 そもそも立法権は第一義的には国会の構成員である国会議員にある(関心のある方は憲法41条を見てください。)。その国会議員による立法活動は、出来るかぎり自由であるべきだろう。
むろん、議員立法を自由に認めてしまうと、いわゆるお土産法案を提出されるおそれがある。つまり、ある国会議員が、いわば地元選挙区への選挙パフォーマンスとして、地元への利益誘導をはかる内容の法案を五月雨のように議会に幾多も提出する可能性があるのだ。
 だが、現行法(国会法)上では、議員立法を行うためには、一定数の国会議員の賛成が必要とされているから、上記のような事態は起こりにくくなっている。
 そうだとすれば、もはや民主党が議員立法を禁止する根拠はなく、せいぜい超党派のうごきを牽制し、政界再編の芽を摘むための統制という意味だけが残るのだろう。

テーマ:民主党・鳩山政権 - ジャンル:政治・経済

  1. 2009/11/02(月) 17:22:10|
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