FC2ブログ

Il testimone...

人生朝露の如し 一日を大切に記していきます

[報道] 「産経新聞」こういう写真を使うのはいかがなものか

 小沢一郎幹事長に関する諸問題について、何を言おうがそれは報道機関の自由ですけれども、こういう写真を記事に使うのはどうかと思います。
 どうやって撮影されたものかは知りませんが、仮に誤ってこのような、まるで檻の中にいるかのような縦線が写真の中に混入してしまったのだとすればボツにするのでしょうし、また、わざとこのような演出をしたのであれば、そのことは記事のどこかに書いておくべきことです。

 人によって感じ方はそれぞれだとはおもいますが、いくらなんでもこのような報道の仕方はどうかと思いますね。
 

テーマ:小沢一郎 - ジャンル:政治・経済

  1. 2010/01/14(木) 21:29:15|
  2. 報道
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:5

[新聞]天皇の政治利用を報じる毎日新聞の記事を見て

 昨日の時点で天皇陛下と習近平国家副主席の会見は既に決まっていたのですね。
 

<中国外務省は11日深夜、来週訪日する習近平国家副主席と天皇陛下との会見が決まったことについて、「日本側の日程調整に感謝する」との談話を発表した。>

 この件に関して、今日の新聞各紙が「天皇陛下の政治利用」の問題として取り上げています。とりわけ問題となるのは、憲法に定められた「天皇の国事行為の在り方」です。
 

<政府の対応について百地章・日本大法学部教授(憲法学)は「政府は天皇陛下の政治的中立性、公平性を守るべきだ。1カ月ルールを破るという強引な決め方そのものに、陛下を政治的に利用した印象が否めない。中国だけ認めたのは悪い先例になり、ルールが崩壊する危険性もある。二度とこんなことがあってはならない」と厳しく批判した。
 一方で横田耕一・流通経済大教授(憲法学)は「強い政治性を持つ行為に天皇を利用することは望ましくない」としながら、今回は「宮内庁の考え方が前面に出すぎているのでは」と指摘する。「最終的な決定権は内閣にある。1カ月ルールは内規だから、内閣は尊重しなければいけないが、縛られることはない。宮内庁に振り回されるのはおかしい」と述べた。>

 毎日新聞はお二人の憲法学者のコメントを掲載しています。たいてい、新聞社は自社に近いスタンスの人を後に掲載することが多いので、毎日新聞のスタンスは比較的後者の横田教授の考えに近いのではないか、と推測します。
 なお、前者の百地教授は、憲法学界では珍しい保守系の学者として知られています。一方、後者の横田教授は、天皇の憲法的継続性を否定する「断絶説」(日本国憲法が制定された後の天皇とそれまでの天皇には連続性がないとする見解)に立たれるお方です。
 もう少し、具体的な解説をしておきますが、後者の横田教授の採用される「断絶説」の立場は、戦前の天皇と戦後の現行憲法秩序における天皇との連続性を否認しますから、やや乱暴な言い方ですが、「天皇制に伝統はない」という立場に結びつきやすくなります。現に、この横田教授は、「皇室典範に関する有識者会議第六回」において、次のように発言しておられます。同教授の天皇制に関するスタンスが色濃く象徴される言葉です。

<伝統、いわゆる皇室の伝統とか、そういったものをどう評価するかという事柄に関わってくるわけでございます。そこで、「断絶説」を採りました場合には、伝統というものは基本的に考慮する必要はない。〔…〕むしろ伝統というものは否定すべきものだというようにもなるわけでございます>

 しかし、新聞の読者はこのようなことを知りません。

 ですから、上記記事を見て、百地教授と横田教授の言っているそれぞれの背景を知らないままに、「憲法はこうなっているのか」と誤信するんだ、と思います。

 しかし、ここでお示ししたように、大学の教授といえども、学界で一致した見解をそこに示しているわけではなく、個人的な、場合によっては、誰からも支持されていないようなことも言うわけです。
 新聞を読む際には、学者の意見だからそのまま信じてしまう、のではなく、「この学者の言っていることって違うんじゃないか」と疑ってみるのも大切なことです。

テーマ:政治・経済・時事問題 - ジャンル:政治・経済

  1. 2009/12/12(土) 19:55:02|
  2. 報道
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

[テレビ]なぜ「犯人」を警察に突き出さず逃亡を許したのか

TBS「報道特集NEXT」という番組内で、詐欺実行犯を特定し、本人が詐欺を認めるかのような供述をしたのにもかかわらず、その場でその者を警察に連行させず、逃亡させてしまったことが、ネットで非難を浴びています。

 私は実際に見ていないので詳細は存じ上げませんが、これらの不可解な放送は、TBSに限らず、どの局も往々にしてよくやっていますよね。

 日テレの番組だったと思いますが、振り込め詐欺の実行犯の所在を突き止め、その実行犯の携帯電話に番組スタッフが執拗に電話をかけて、相手に振り込め詐欺をしていたことを認めさせる、という内容の報道がなされていたのを見たことがあります。

 実行犯の所在も、実行犯の顔もすべて分かっているのに、番組では直ちに警察に通報せずに、番組スタッフがかけた執拗な電話のせいで、かえって実行犯一味が行方をくらませてしまっていました。
 さらに「振り込め詐欺実行犯」とされる者の顔にはモザイクがかけられ、被害者が騙されるきっかけとなった広告にもモザイクがかけられていました。
 もし広告にモザイクをかけずに報道していれば、同じ手口で騙された者が詐欺の被害に遭ったことに気づき(詐欺の被害者は自分が詐欺にあったことを自覚していないことが多い。)、被害を警察に届け出ることで、捜査の進展が期待できるかもしれませんが、事件に関係するほとんどの物件にモザイクがかけられていて、視聴者は何がなんだかわからなかったと思います。

 いや、それも報道の自由の範疇であるし、モザイクをかけることは犯人のプライバシーを保護することに資するのではないか、という意見もあるかもしれませんが、少なくとも最高裁は犯罪報道に関して、それは公共の関心事であるとして、報道の自由を広く認めていますし、真実を報道する限り(仮に、真実でなくとも、相当の資料に基づいて事実を真実と信じた場合)、犯人とされた者の名誉毀損になるとは考えられませんから、自分達の報道に自信があるのであれば、彼等の顔を晒すことがあっても良いようにおもいます。

 マスコミは、ときおり都合よく報道の自由を振りかざしますが、実は報道の自由を脅かしているのは、自分自身である、ということをよく理解すべきだ、とおもいます。

テーマ:報道・マスコミ - ジャンル:政治・経済

  1. 2009/12/09(水) 22:13:57|
  2. 報道
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4

吉永みち子氏の発言、マスコミの偏頗性、政治報道のバランシング

一つ前のエントリでご質問をくださった方のメールの中で、このほかにもいろいろとご意見を賜り、ありがたく思いました。

 しかし、いくつか私に関して誤解をされているようなので、お答えしておきます。
 私は別に特定の政党に過度に肩入れしたことはありません。私は特定の支持政党をもっていませんが、ある種の政治的な偏りはあるかもしれません。
 でも、だからといって、ある政治団体を支援しようとは思わないし、その団体への支援をお願いされても、私としてはそれをお断りするしかありません。

 それに、私は、テレ朝だけを執拗にバッシングする意図はありません。
 そもそも、私は、朝日が左翼で、産経が右翼という棲み分けも近年は難しくなっている、と感じています。
 今では小泉構造改革を批判している朝日新聞も、先日の社説では「雇用市場の流動化(規制緩和)」に言及し、それを一部容認するかのようなことを言っていますし、親自民党と言われている産経新聞だって、麻生前首相の漢字の読み違いを執拗に報道し、必要以上に麻生政権のバッシングに参加していました(私は未だになぜ漢字の読み違いだけで、なぜ何ヶ月もの間、同じような内容の報道が繰り返されたのか分かりません。)。

 吉永みち子氏の発言を取り上げたのは、やはりこの国のマスメディアの本質的な問題、つまり、公平さを装ったメディアの偏頗性が垣間見られる、とおもったからです(だから、前のエントリで、どうせならば支持政党を明確にしたほうが、情報の受け手にとっては有益だ、と述べたのです。)。

 なお、私はこの番組、今まで見たことがありませんから、同様の問題を扱っておられる他のブログとことなり、この番組のことを「反日」だのなんだのと書くつもりはありません。

 また、放送法違反であるから放送免許を取り消せ、との意見もあるようですが、わたしは全く賛同しません(そもそも、放送法の正しい理解ではないからです。)

 それに、実際に録画を見ておもったのですが、吉永みち子氏の左隣に座っているのは、末延吉正氏ではないでしょうか。
 彼は、安倍元首相との付き合いのある方だったと記憶しています。

 もし、同番組が極めて偏った民主党擁護の内容を報じているのだとすれば、それはとても問題ですけれども、その中に末延氏がいるのは、なんだか奇妙なことのようにおもいました。
 どうせ偏るならば、私はコメンテーターに、吉永さんの左隣に井上ひさしさん、右隣に大江健三郎さんを使ったでしょう(笑)。

 ー ー ー

 ただ、あれこれ述べては来ましたけれども、いずれにしても、鳩山首相がサインに明け暮れていたのは問題だと思います。漢字の読み違え以上にタチが悪いですよ。まったく擁護する気はありません。
(もし政治的公平性を守るとすれば、麻生前首相は漢字の読み違えで何ヶ月も報じられたのですから、このことも半年くらい執拗に報じられることにならないと、フェアじゃないですよね。)

 以前、故・中川元財相と与謝野元財相が一緒にケータイでワンセグを見ていた際には、大きく取り上げられて批判を受けましたから(しかも中川氏は後日、記者らの前で謝罪しました。)、鳩山首相もきちんと「サボっていた」ことを認めて謝罪したほうがいいでしょうね。

テーマ:マスコミ - ジャンル:政治・経済

  1. 2009/11/29(日) 02:30:48|
  2. 報道
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2

吉永みち子氏の発言全容(スーパーモーニング)

先日取り上げた吉永みち子氏の発言について、全文を知りたいので動画のアドレスを教えて欲しい、とのメールをいただきました。返信先のアドレスが関係ない組織のアドレスであったので、こちらにお返事を書きます。

 私は昨日、同番組(スーパーモーニング)の録画を視聴し、吉永氏の発言に至る全容を知ることができたのですが、残念ながらネットでそのアドレスをお教えする準備がありません(いずれも既に削除されていたからです。)。

 しかし、いちおう、ご希望もあるようなので、発言の前後がどのようなものだったのか、簡単にご紹介することとします。
(なお、私は一度もこの番組を視聴したことがなかったので、出演者の方のお名前は分かりません。)

男性アナウンサー
「読売新聞参りましょう。
 こちら、衆議院の本会議場でですね、鳩山総理が審議そっちのけで扇子に揮毫〔きごう〕する一幕があったと、これ、郵政株売却凍結法案について公明党議員が質問中の出来事なんですが、この扇子は、長島防衛政務官が支持者用にと依頼したもので、もともと以前、総理が書いたと見られる文字がありまして、机上では脇にサインペンで友愛と書き足したと。
 ところが、報道席〔報道席は総理の頭上にある。〕からカメラマンが撮影すると、松野官房副長官が気づいて注意、総理は慌てて手で隠したと言うことなんですけどねえ。
 いやあ、見事に、吉永さん、書く様子がとらえられてしまいましたけどねえ。」

吉永みち子氏
「今までも、ずいぶん国会は、いろいろな角度から撮られている、というのは分かっているはずなのに・・・」

男性アナウンサー
携帯でメール打ってる人もいましたね。」

吉永みち子氏
「うーん。でも、居眠りしてる人もバッととらえられてしまうわけで。
 そういうものを報じられているということを、もうちょっと客観的に見たら、これこれこういうことをしたら、〔カメラに〕映るかもしれない、という、こういう予測がつかないもんかな、と。
 手先〔ママ。目先か?〕のことしか考えなくなっちゃうのかな、と思うと。』
 やはりね。些細なことなんだけれども、こういう姿勢がねえ。
 このたいへんなときにねえ、一生懸命、われわれも支持率を下げないでね、辛抱して支えてるのに、なんなんだよ、という、そういうことになってしまうんで。
 こういうの、それでちょっとね、ささいなことのようだけれども、こういうのが重なると、ボディーブローのように効いてくる可能性があるから・・・』

男性コメンテーター
「やっぱり、吉沢さん〔?〕、ここはね、国民に選ばれた国権の最高機関で、神聖なる場所なんですよ。
 かつての、反軍演説の斉藤隆夫さんとかね、あそこで言論の府でやっぱり国民の付託に応える、というそこのところをね、総理大臣がやっぱりねえ。。
 あの柔らかいキャラクターは、今のところ、国民に受け入れられているようですが、やっぱりここはもう真剣に行く局面ですよ。」

吉永みち子氏
「扇子を出されたら、ここではこういうことをするものではない、というくらいのものが欲しいわけですよ。」

男性アナウンサー
「多分、〔扇子へのサインを鳩山首相に依頼した〕長島政務官は、このときに、きっと事業仕分け、防衛問題やってますんで、そっちにいらっしゃってたのかな、とは思いますけれどもね。
 まあ、いずれにしても、総理大臣、多分ね、小沢さんから、もしかしたら怒られちゃったんじゃないかななんて思います。」
  1. 2009/11/29(日) 02:20:09|
  2. 報道
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
次のページ