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Il testimone...

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「体罰と犯罪」頭部への打撃2(東京高裁昭和56年4月1日判決)

(事件の内容)※東京高裁の認定した事実を前提とします。

当時市立中学校の保健体育と国語の担当教師であり、3年1組の担任教諭であった被告人A藤B子教諭(当時40)。
中学2年に在籍し、学級委員をしていたV君(13)に対して、どのようなことを行ったのかーーー。裁判所の認定した事実を簡単に要約する。

 * * *

 事件当時、同中学校の体育館において、全校生徒対象の体力診断テストが行われた。当時、体育館には、約400名前後の生徒と十数名の教師がいた。
 被害生徒であるV君は、A藤教諭の下で記録係を担当していた。そこでは、次のようなやり取りがあった。

A教諭「体前屈係の人は集まりなさい。」と記録係に集合をかける。
  ↓
記録係のV君「何だ、A藤と一緒か。」ズッコケる仕草をしてふざける。
  ↓
A教諭(たまたまV君の言動を見つけて)「何だA藤(教諭の名字)、とは何ですか。」とV君の言動をたしなめる。
  ↓
(約1、2分にわたり、以下、A教諭のV君に対する発言)
A教諭「今、言ったことをもう一度先生に言ってごらん。」
   「言って良いことと悪いことがある。2年生になったんだから、そんなことを判断できないのではいけない。」
(注:A教諭はV君が1年のときの担任教諭のため、面識があった。)
   「そんなヘラヘラした気持ちでは3年生に対して申し訳がない。中堅学年としてもっとシャキッとしなければいけない。」

などと口頭で注意
  ↓
注意を与えつつ、A教諭は、V君の前額部付近を平手で1回押すように叩く。次いで、A教諭は、右手の拳を軽く握って、手の甲を上にし(又は小指側を下にして)自分の肩あたりまで水平にあげて、そのまま拳を振り下ろしてV君の頭をコツコツと数回にわたって叩いた
※これに対して、特にV君側から殊更A教諭に反発するようなことはしなかったらしい。
  ↓
8日後、V君が原因不明の脳内出血で死亡する。
(死亡する前、V君は体調不良の様子だったり、風疹に罹患していたりした。)

* * *

このような事案で、裁判所はどのような判断を行ったのか、次回の記事から確認をしていくこととします。
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テーマ:許されない出来事 - ジャンル:ニュース

  1. 2013/01/27(日) 15:52:47|
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