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この程度の認識では自衛隊員の生命の安全を確保できない - ソマリア沖海自派遣

 
             最近よく話題になっている「ソマリア沖の海自派遣」。この程度の認識で派遣される自衛官の生命の安全が心配です。

 産経新聞。
 【麻生首相インタビュー詳報(4)完】ソマリア沖の海自派遣「自衛官襲う強盗いるかね」
 http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090110/plc0901102113009-n4.htm
 

海賊ですから。そういった、陸(おか)でいえば、陸でやって、陸上でいえば強盗ですから。そういうものから襲われるというのを何もしないで放置しているというのは、これは日本の国家として、なんとなく日本の船が襲われてなきゃいいんじゃないかという種類の話じゃないじゃないかねえ。世界中でみんなこれいろいろ海軍を出し、そういった取り締まりをやっているんであれば、日本もそれに参加して、まずは海上警備行動、やれる範囲がありますから、そういったもので出ていく。

 揚げ足取りみたいになりますが,ソマリア沖の「海賊」の実態を麻生首相は知らないのでしょうか。
 「陸でいえば強盗」・・・などというレベルではないことくらい知っておいて欲しいものです(怒)
 首相は「海賊」=「パイレーツ・オブ・カリビアン」とでも思っているのでしょうか。
 日本の新聞はなぜか「海賊」を「元漁師」と書いていて,みずから無知をひけらかしているのですが(笑),ソマリア沖で展開する「海賊」は準海軍。他国の軍隊に負けない装備と実戦訓練を積んだ組織犯罪のプロ集団です。

 少なくともそこに、なんていうの、自衛官が出てきてよ、自衛官に襲いかかる強盗っているかねえ、ふつう。

 もはや仰ることが妄想の域に達し始めている麻生首相・・・(笑)。
 この首相の認識は致命的かもしれません。この程度の認識で海自を派遣するわけにはいきません。

 で、撃たれた場合、撃ち返せるわけですから。そういった意味で、まずはそれでやって。

 いやいや,麻生首相(汗)。
 <撃たれた場合>って,撃たれちゃ困るんですよ。普通の軍隊なら撃たれないためにpreventionあるいはpreemption,つまり,予防的先制攻撃するわけで・・・。

 皆さんもご存じのように,日本の自衛隊は正当防衛状況下でないと具体的な武力行使ができないことになっています。すなわち,実際に隊員が撃たれるしかない。
 それなしには船体に威嚇射撃すらできないのが現状です。

 だからこそ国会は「現状で隊員の生命の安全が確保できるのか」を議論しているのであって,麻生首相は国会の議論の内容を理解しているのでしょうか。

 しかし、派遣される自衛官のことも考えたら、これは危険で、丸腰でとかいう話やら、よくある話でしたけれども、われわれはカンボジアにPKOを派遣したとき以来、殉職者も出しますんで、そういった意味では十分にそういったものを考えてやる配慮は、やっぱりそういった危険な地域に行かせる立場としては、そういったものを十分に配慮してやるのが当然だと思います

 ん・・・?<カンボジアにPKOを派遣したとき>の殉職者?
 まさか高田晴行さんのことを言っているんじゃないでしょうね?!高田さんは自衛官じゃないよ,麻生さん・・・

 ただ、時間的なことをいいますと、もうかなりあちゃこちゃ、あちゃこちゃになって、まだ日本人は襲われていないだろうとかなんとかいう種類の話ではないんじゃないかと私自身は思いますけれどもね。

 これも眉唾な話。麻生首相って,国際問題に疎いのでしょうか。
 <日本人は襲われてい>「る」んですよ!麻生さんっ!!ソマリアでは日常的に日本人や日本国籍の船が襲われていることくらい知らないのですか!(涙)

 海自をソマリア沖に派遣するかどうかの議論の前に,政治家たちのソマリアに対する認識を質したいものです。
 
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tag : ソマリア 海上自衛隊 パイレーツ・オブ・カリビアン 海賊 麻生首相 高田晴行

comment

Secret

海保に光を

そもそも海賊の取り締まりと言う警察行為に海自が対応できるかどうか疑問の余地があります。
警察活動と領土防衛(National Defense)は似て非なるものです。
だからこそ、海の上の犯罪取締りの為に海上保安庁があるのです。
派遣するべきは海自ではなく海保でしょう。
どの組織が適しているのか認識できていないのですから、安全認識以前の問題だと思います。
海自は実質的に在日米軍の補完組織であり、日本のための組織にするには再編成が必要ですが、在日米軍が撤退するその日までそれは許されないでしょう。

海賊の出現は周辺国の治安維持能力の欠如が原因です。
それに出現場所はチョークポイントもしくはその周辺に決まっています。
ソマリア沖も紅海の出口と言うチョークポイントで、シーレーンの維持に重要な地域です。
海賊問題の根本解決には周辺国の海上警備能力を育成するしかありません。

また海保の増強は将来予想される中共崩壊後の漢人の大量流入阻止のためにも必要だと思います。
自らの身を危険にさらし平時の治安を維持してくれる海保に対する感謝が日本人には足りません。
領土防衛だけが安全保障ではないのです。

WIZARD03さん Re: 海保に光を

 こんばんは。いつもありがとうございます。

 個人的な見解としては,実現可能性はさておき,海保と海自の両者を派遣すべきだと思います。
 WIZARD03さんの仰ることは全くもって同感で,省内でもそういった議論があったそうですね。
 防衛省はずっと「不慣れな逮捕行為はうちではできない」と言っていたそうです。なんでうちがやらなあかんねん,と。
 そこで,政府は海自艦に海上保安官を乗船させるという妥協案を思いついたようなのですが。

> 海自は実質的に在日米軍の補完組織であり、日本のための組織にするには再編成が必要ですが、在日米軍が撤退するその日までそれは許されないでしょう。

 私もそう思います。

> 海賊の出現は周辺国の治安維持能力の欠如が原因です。

 同感です。今後は周辺国,特にイスラム教勢力の強い国がキーを握ってくると思います。

> また海保の増強は将来予想される中共崩壊後の漢人の大量流入阻止のためにも必要だと思います。
> 自らの身を危険にさらし平時の治安を維持してくれる海保に対する感謝が日本人には足りません。

 そう思います。
 海保を論ずることはたわいもないことのように思われがちではありますが,実は海保を論ずることが後に海保と海自との関係を適切なものに改めることに,ひいては日米の軍事関係をあるべき姿に戻すことに繋がるのだろうと信じています。

 他国に守られながら活動しているのが現状なんですよね・・・・・・・
でも、これ以上情報の遅れをとって欲しくない・・・・・・

 軍事活動的な面ではChinaが羨ましいです

くるくるさん、おはようございます。お邪魔しまっせ。

福島瑞穂の迷言が頭をよぎりました。

Q「警察官は死んでも仕方がないんですか」
瑞「それはまぁ職務ですからぁ~」

いつも感じるのですが、自衛隊であれ警察であれ自衛隊であれ
国民や領土を守るための力の行使、また隊員や警察官の自衛のための力の行使に、常に何かがつきまとっているような気がします。

なぜマスコミは報じないのでしょうか。
そしてなぜ政治家が知らないのでしょうか(しかも首相なのに)

日本だけは平和なはず。テロも海賊の襲撃も戦争も他国の話。
日本では 絶 対 に 有り得ない話。
有り難いこっちゃ・・・と根拠なく信じていた頃がありました。(情報難民丸出し)


※パイレーツ・オブ・カリビアンの正体も実は準海軍だったですよ。
「敵国の船なら襲っても良い」とイギリス政府からお墨付きを与えられた海賊でした。



交戦規定の無い海軍に用は無い

>※パイレーツ・オブ・カリビアンの正体も実は準海軍だったですよ。
横スレですみませんが・・・
私椋船でしたっけ?海軍の拡充に金がかかるので、発行国の為に海賊行為をやっていいですよ~と、力を持った人に許可証を発行したとかいう大航海時代の落とし子ですよね。

さて日本の自衛隊ですが恐ろしい事に交戦規定を持っていません。
官僚の好きそうな前例はおろか「ここの一線を相手が越えたらやっちゃいなさい」という規定すらないのです。
そんな中「相手が攻撃したら反撃すればいい」
昔の戦艦ならいざ知らず今の軍艦は打たれ弱く出来ているのです。(敵にミサイル打たれるより先に、ミサイルを撃ち込む戦いなので)
費用対効果が悪いどころか、任務に従事する者の命を軽視する対応は許せませんね。
PKOで現地自衛隊員の自衛手段として、機関銃一つ送るだけで国会が大揺れした情けない国ですが、治安定かでない場所で活動を行う者に、守る手段や手法を与えずに活動などさせるべきではありません。

ましてイラクと違い、現地で警備兵を雇用できる可能性すらないのですから

usakazeさん Re: タイトルなし

 こんばんはー 

>  他国に守られながら活動しているのが現状なんですよね・・・・・・・
> でも、これ以上情報の遅れをとって欲しくない・・・・・・

 その問題は,いわゆる集団的自衛権の問題にも帰着するかもしれませんね。

 日本は他国に比べ情報力・諜報力を軽視する傾向が否めませんからね。
 情報力の点で他国に遅れをとっているのは事実だと思います。。

鴻さん Re: タイトルなし

> くるくるさん、おはようございます。お邪魔しまっせ。

 こんばんは。

> 瑞「それはまぁ職務ですからぁ~」

 そんなこといったんですか?・・・う~ん。看過しがたい発言ですねえ。もちろん自衛官は他の職業に比べて命を落とすリスクは高いでしょう。しかしだからとって,死んでよいことには決してなりませんものね。

> いつも感じるのですが、自衛隊であれ警察であれ自衛隊であれ
> 国民や領土を守るための力の行使、また隊員や警察官の自衛のための力の行使に、常に何かがつきまとっているような気がします。

 仰るとおりです。「力」,powerというものを日本人は捉えきれていないのかもしれませんね。
 例えば,現代の日本人は「しつけ」と「暴力」を区別できていません。「暴力」はいかなる場合も許されてはなりませんが,「しつけ」では有形力の行使が許される場合があります。
 要は言葉の受取りかたの問題なんですけど,今の日本人はそれがきちんとできない。

 仰るように「力」と聞いて,いろいろなイメージと直結させてしまうかたが多いですね。例えば,戦争。
 自衛隊を派遣すれば,戦争になる。自衛隊があるから,戦争になる。こういう主張は未だに多く日本人の中でも見られるものですよね。

> 日本だけは平和なはず。テロも海賊の襲撃も戦争も他国の話。
> 日本では 絶 対 に 有り得ない話。

 仰るように,日本だけが平和だと言える状況というのは,今日の国際状況では想起しづらくなっていますね。
 ソマリアなんて関係ねえという人も大勢いますけど,現に日本人の乗組員が襲われ,私たちの生活のために安全と安定が求められているシーレーンが脅かされています。

 日本人って少し痛い目に遭わないと目覚めないのかもしれませんね。
 拉致問題が最後のショック療法となるかと思いましたが,もう日本人は忘れています・・・。

> ※パイレーツ・オブ・カリビアンの正体も実は準海軍だったですよ。
> 「敵国の船なら襲っても良い」とイギリス政府からお墨付きを与えられた海賊でした。

 そうだったんですね。
 ただソマリア沖で展開している海賊らは,ジャック・スパロウみたいに格好良くはないので,誰か麻生さんにそのことだけでも教えてあげてください(汗)。

akiさん Re: 交戦規定の無い海軍に用は無い

 こんばんはー

> さて日本の自衛隊ですが恐ろしい事に交戦規定を持っていません。
> 官僚の好きそうな前例はおろか「ここの一線を相手が越えたらやっちゃいなさい」という規定すらないのです。

 仰るとおりです。
 元自衛官のかた(名前は失念)がテレビで言っていましたが,実際の現場では「超法規的に動くしかない」とのことですよ(汗)。それこそシビリアン・コントロールの問題として,野党やマスメディアは問題提起すべきでしょうに・・・

> PKOで現地自衛隊員の自衛手段として、機関銃一つ送るだけで国会が大揺れした情けない国ですが、治安定かでない場所で活動を行う者に、守る手段や手法を与えずに活動などさせるべきではありません。

 本当ですよね。
 軽々しく「自衛隊員の人たちは正当防衛として反撃すればよい」と言う人が多いですが,正当防衛,すなわち,急迫不正の侵害に対するやむをえない防衛行為でなければ,反撃の違法性阻却を認めないなどという不安定な法理論で,自衛隊員に「行ってこい」などと平気で言える神経が分かりません。
 

akiさん、レスありがとうございます。
いつもお勉強させて頂き、ありがとうございます。

>私椋船でしたっけ?

シリャクセン というのですね。
準海軍という表現はちょっと語弊がありました。
教えてくださって、有難うございます。

>そんな中「相手が攻撃したら反撃すればいい」

自衛隊に死傷者がでるまで攻撃するな、と主張する人は
人権だの尊厳だのを声高に訴えているはずです。
自衛官や警官には生命を守る権利さえ認められていないのですね。
しかも・・・沈没させられた戦艦から、どうやって反撃するんでしょう。
何のために海域があるのでしょう。
国防に費やした国民の税が、むざむざ海に沈められるまで待っていろとでも言うのでしょうか。

>治安定かでない場所で活動を行う者に、守る手段や手法を与えずに活動などさせるべきではありません。

おっしゃる通りです。

くるくるさんもレスの中でご指摘なさってますが、

―「力」と聞いて,いろいろなイメージと直結させてしまう―
のですね。

イスラエルは敵国に囲まれ、ひとつ間違えば国家消滅の危機に直面します。
一般家庭には当たり前のようにシェルターがある。
こうした危機感がモサドのような諜報機関を発達させ、優秀なエージェントを育成しました。
日本は本当に痛い目に遇わなければ分からないのかも知れません。

これかもお目汚しでお邪魔させて頂きます。(横レス歓迎)
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