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裁判員裁判第一号を受けたマスメディアのあまりにも馬鹿馬鹿しい騒ぎ方について

 
             裁判員制度が始まった。このブログでは、裁判員制度に対して反対の立場から書くことが多かったが、今回は裁判員制度が良いか悪いか、というよりも、裁判員制度をめぐるマスメディアの動きについて、簡単に思うところを記して参りたい。

 裁判員の身体の安全を最大限確保することが、裁判員制度の大前提であったはずで、裁判員を特定する情報というのは、報道対象から極力排除されることが求められてきた。

 だが、昨日の騒動からも分かるように、マスメディアの過熱報道はあまりにも酷かった。NHKに至っては、「同時進行裁判員裁判」などというタイトルで、生中継の特番を入れる始末だ。

 そして、特に気になるのは、マスメディアの裁判員裁判の扱いである。
 裁判員裁判はマスメディアの協力なしには成り立たないものだが、あまりにもマスメディアはその自覚に欠けている。

 特に酷いと思ったのは以下の記事である。思わず飲んでいた紅茶をパソコンの上にこぼしそうになってしまった。マスメディアのこのような報道によって、仮に裁判員が特定され、被告人や遺族らから責められるような事態になった場合、マスメディアは責任を負う覚悟はあるのだろうか。

 朝日新聞<初の裁判員裁判、審理進む 被告は起訴内容認める>
 http://www.asahi.com/national/update/0803/TKY200908030064.html

 記事をお読みいただくと分かるのだが、この記事の後半部には<午前10時38分にくじ引きが行われ、6人の裁判員と、裁判員が病気などの事情で欠けたときのための補充裁判員3人が選ばれた。9人の氏名や性別などの個人情報は一切公表されない。>と書いてある。
 これだけを見れば、裁判員の方々もさぞ安心だが、そうではない。
 なんと同じ記事の冒頭には、<午前中、裁判員を選ぶ「選任手続き」が行われ、6人の裁判員が選ばれた。5人が女性で男性は1人だった。>と平然と書き記していたのだ。

 <個人情報は一切公表されない>と言っているにもかかわらず、報じるマスメディアじしんが裁判員の個人情報を公開してしまったのだから、本末転倒もいいところだ。

 先のNHKの特番では、裁判員の背格好、服装、年齢、髪型、そして、どの座席に座ったのか、など不必要に細かい報道がなされていた。
 昨日、21時のNHKニュースでは、メーンキャスターが「裁判員の方々はどのような人だったんですか」という無神経な質問を記者にする始末だった。

 もはやマスメディアにとって、裁判員裁判はネタでしかないということがハッキリと分かった。「国民の司法参加」など本当はどうでもよいのである。

 ーーーーー

 ところで、あまり関係のないことだが、裁判員裁判第一号となったこの事件で、ちょっと気になった部分があったので、簡単にご紹介する。

 読売新聞<初の裁判員裁判が開廷…東京地裁>
 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090803-OYT1T00560.htm?from=rss&ref=rssad

 被告は、東京都足立区で今年5月、韓国籍の整体師文春子さん(当時66歳)を刺殺したとして殺人罪で起訴された無職藤井勝吉被告(72)。
公判は午後1時28分頃始まり、法廷に初めて裁判員が姿を現した。裁判員に選ばれたのは、男性が1人、女性が5人で、法壇の裁判官3人の両脇に着席した。補充裁判員3人は男性だった。検察官の起訴状朗読の後、藤井被告は「間違いございません」と起訴事実を認め、弁護人の伊達俊二弁護士も、「被告人と同様です」と述べた。



 朝日新聞<裁判員裁判第1号、8月3日に初公判 東京地裁>
 http://www.asahi.com/national/update/0610/TKY200906100351.html

 公判日程が定まったのは、東京都足立区で5月1日、隣人の整体師小島千枝さん(当時66)をナイフで刺したとして殺人罪に問われている無職藤井勝吉被告(72)の事件。



 上の二つの新聞で、同じ被害者の方のお名前が異なっている。読売新聞では、<韓国籍>となっているので、おそらく読売が正しいのだろう。
 なぜ被害者のお名前を通名で報道しなければいけないのか、極めて疑問である。
 私はかねてからこのような「特別扱い」をすることが、かえって差別を助長し、あるいは、この種の差別を追認することになりかねないと思っているし、行き過ぎれば、日本人に対する逆差別(日本人が犯罪者となれば実名で報じられ、厳しい社会的非難を受けるのに対して、外国人が犯罪者となっても通名で報じられるに過ぎないから、社会的非難は日本人よりもずっと軽いもので済む。)を生むことになりかねない。
 被害者のお名前まで変えてしまうというのは、いったいぜんたいどういうわけか。朝日新聞はどのような意図でそのように書いたのか、読者にキチンと説明できるのだろうか。
 
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tag : 裁判員

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まあお祭り好き・・・ですからねぇ

日本人のお祭り好き、初めての怖い物見たさといったところでしょうが、何にせよ初めての物ってのは大々的にとりだたされるものです。
NHKが特番を組んでまで、そんなどうでもいい細かい内容を報じてたのには驚きですね。
どうせな同じ細かい内容なら裁判のやりとりや、どういう経緯が背景にあっての凶行だったのか?回避する術は無かったのか?と建設的方向で扱って欲しい物です。

こんにちは~。

初回の裁判員も、第二回目(さいたま)の裁判員も、
記者会見に応じましたね。拒否できなかったのでしょうか。
もし積極的に応じたのだとしたら、一体何を考えての行動なのか、首を傾げています。

顔出し、年齢も名前も、職業まで全国に晒され
これでは裁判員の身の安全が護られるはずがありません。
記者会見は裁判所の中で行われたと聞いています。
裁判所の監督下で行われた記者会見だとしたら
「話がちがーーーう」ということになりませんでしょうか。
マスコミも裁判員も、お礼参りでもされなければ、事の重大さを理解できないのでしょうか。
また裁判の内容を伺わせるコメントが、裁判員から発せられたとして問題になっています。
記者会見までさせておいて、守秘義務も何もあったものじゃありません。

記者会見を恒例化させ、将来は死刑制度に絡む世論誘導や裁判員への圧力に誘導に利用するつもりでは・・・と、
妄想めいた心配だけが増幅しております。

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