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千葉景子法相を中心とする民法改正論議について

 
             わたしの家にもいよいよ台風が本格的にやってきました。

 今日の帰りに読んだ「夕刊フジ」では<平成最大>のキャプションが付けられていて、台風による被害が心配です。

 みなさまも明日外出する際はくれぐれも気をつけてくださいね。

 * * * * *

 女性の「再婚禁止」短縮を検討=相続差別撤廃も-民法改正で法相
 http://www.jiji.com/jc/zc?k=200910/2009100100965

 千葉景子法相は1日、閣議後の記者会見で、女性の再婚禁止期間短縮や非嫡出子の相続差別撤廃などを内容とする民法改正を目指す考えを表明した。法相は選択的夫婦別姓の導入のための同法改正案を来年の通常国会に提出する意向を表明しており、同時改正も視野に検討を進める方針だ。
 法制審議会(法相の諮問機関)が1996年に答申した民法改正案では、離婚後の女性の再婚禁止期間を現行の6カ月から100日に短縮することや、非嫡出子の相続分を嫡出子と同等とすることを定めている。法相は「国際的な指摘や子供の権利を踏まえて必要なことだ」と述べ、同答申案に沿って改正実現を目指す意向を示した。
 夫婦別姓導入を含む一連の民法改正をめぐっては、これまで与党だった自民党内で家族の一体感を損なうなどとして反対論が強く、実現してこなかった経緯がある。これに対し、民主党は衆院選前に発表した2009年版政策集で、これらの法整備を進める方針を明記していた。



1.選択的夫婦別姓は必要か

 夫婦別姓のほうが男尊女卑だ、という意見もあります。
 よくお隣の国も夫婦別姓なのだから日本も・・・という人がいますが、なぜ東アジアの、特に儒教的思想の強い地域で夫婦別姓が採られているのか、ということをよく考えておく必要があります。
 ただし、夫婦同氏こそ「日本の伝統」というのは大きな誤解です。
 夫婦同氏になったのは少なくとも明治民法が作られてからのことです。それまでは日本も夫婦別姓でした。(この問題は詳しくは後日エントリをアップする予定です。)

2.非嫡出子(法律上の結婚をしていない夫婦間に生まれた子供)の法定相続分を嫡出子の半分とする民法の規定に関して

 法律婚を促進するためにこのような規定が設けられたと言われています。
 最高裁も<民法は法律による結婚を保護する立場を取っており、格差には合理的な根拠がある>として、この規定が合憲であると判断しています。
 しかし、わたしは、この規定は憲法違反なのではないか、と考えています。
 生まれてきた子は、残念ながら親を選べません。たしかに、私も法律による結婚をすることを尊重すべきであって、法律関係が不安定になりやすい事実婚には消極的な立場ではありますが、たまたま親が法律上結婚していなかったがために、その子のもらえる相続分が減ってしまう、というのはおかしな話です。
 もし法律婚をしていないペナルティを与えるのであれば、子ではなく親に対してなされるべきであるのに、これでは「親の因果が子に報う」事態を招くことになってしまいます。

3.女性の「再婚禁止期間」短縮の必要性

 この規定も以前から違憲の疑いの強い規定だと言われてきました。
 現行法では、女性に限り再婚禁止期間が6ヶ月とされていますが、現在の改正案では100日程度に短縮する方針です。
 以前、自民党はこの短縮案について「家族の絆が壊れてしまう」などという批判をしていましたが、そもそもこの規定は「父性の推定の重複」を回避するためのもので、早い話が、その女性に後で生まれてきた子どもが誰の子か、分からなくなってしまうことを避ける趣旨のものです。
 ですから、乱暴な言い方ですが、離婚後の女性が身ごもっている子どもが誰の子であるかを確定できれば良いのです。それを一律に6ヶ月とすることが果たして適切な期間設定といえるかどうか・・・不必要に長すぎるとわたしは考えています。

[追記]
 夫婦別姓に関してご丁寧なメールを送ってくださったかたへ(メアドが書いていなかったので)

 そこまでおっしゃる前に、まずは、わたくしの文章を何度も読んでください。

 <夫婦同氏こそ「日本の伝統」というのは大きな誤解です。>

 夫婦同氏(どううじ)の原則は、民法が初めて採用したものであって、日本の伝統ではありません。
 また、お話しされている内容がいずれも旧民法の話であって、ご指摘の規定は終戦直後に削除されています。家制度の復活をしたいと思っているのでしょうか?だとすれば、あなたさまは韓国へ行ったほうがいいでしょう。わたくしは、家制度全般に否定的です。

 あなたさまは、まず素直に今の民法典を読むべきです。もう旧民法の話をする時代ではないのです。
 参考となるのは、民法750条。民法以外では戸籍法74条を見ておくとよろしいかとおもいます。

 伝統だから変えたくないというのは、お気持ちとしては分かりますが、夫婦別姓に関しては、安易すぎます。
 
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theme : このままで、いいのか日本
genre : 政治・経済

tag : 民法 千葉景子 民主党

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夫婦別姓 家族を壊すカウントダウン やはり・・・

 「子育ての為、生命をひきつぎ、よきしきたりを伝える」覚悟をもつこと、ひとりひとりではなく、「ふたりであること、夫婦であること」を...

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No title

1.選択的夫婦別姓は必要か
うちがまさに選べるなら選択も視野に入れて考えるべきだろうという立場に近いです。
というのも今交際している相手がバツイチで大きな子供さん付きですから、場合によっては名字を変えない方が子供にとってはプラスとなる場合も十二分に考えられます。選択肢として用意するならもっと柔軟な内容でお願いしたいところです。(親同士の名字変更に対して子供に選択権を残す等)

2.非嫡出子
子供は親を選べませんからね、均等分配を前提に考えるべきでしょうね。少なくとも子供だけでも…

3.女性の「再婚禁止期間」短縮の必要性
古い民法の弊害の最たるものだと思います。
今はDNA鑑定などを用いれば誰と誰の子供?というのが簡単にわかる時代ですからね。
DNA鑑定等で科学的根拠に基づいた公平かつ正確な判定を示せば、という程度の付帯条件を添付すればいいと思います。
少なくとも子の代に負の部分は引き継がせない配慮は欲しいですね。

それよりも最近のTV各局は民主に様変わりしたのに対応していないのか、質問の二言目に口を開けば「成果、成果」と煽り立ててますね。
医師の育成しかり、これから成果を出すべく骨を折らなければならない事が、素人目に明らかな課題に対して、自称評論家の先生方は「即座にそれぐらい対応出来ますよね?」的な聞き方で、非常に見苦しいものです。
そういう聞き方をするならば、前政権の責任を突いた上で何を目指してるか尋ねるのが筋という物でしょう。
ま、所詮「数字が取れればいい」「話の種が拾えればいい」的な立場の人間にはそんな配慮は無いでしょうが

No title

 難しい事は全く解らないのですが~
この法案を成立させたとしてどんな良い事があるのでしょうか?

 私の頭では思いつかなくて~
何を目指して何を成立させたいのかが見えません。e-322

>akiさん

わたしも同感ですね。政権発足後1ヵ月も経過していないのに、早々に現政権に「実績」を求めるとは何事か、と。
最初の一ヶ月は、民主党も前政権への批判をしてもよいのでしょう。オバマのように、政権交代後3ヵ月程度は「前政権が悪かった」と言っていればいいんですよね。
まず民主党がやるべきは、前政権の検証だとおもうのですが…
ただ、民主党の閣僚も「実績」作りを急ぎすぎている感はありますねー

>usakazeさん

民法というのは明治時代に出来た法律です。ついこの間まで、カタカナ文語体の読みづらい法律だったんですよ。
規定の一部はどう考えても時代に見合っていないにもかかわらず、今でも改正されていないものがあります。たとえば、女性の再婚禁止期間ですが、いくらなんでも半年もの期間を空けなくても、離婚後の女性の子供が誰の子かは分かるようになりました。だったら、現在に見合うように100日くらいに短縮しようじゃないか、という話です。
ただし、夫婦別姓の導入に関しては、わたしはそこまで急ぐことではないと思っています。家裁の許可を受けるなどして、限定的に認めれば足りるとおもっています。
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