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Il testimone...

人生朝露の如し 一日を大切に記していきます

裁判員が「むかつくんですよね」と発言して何が悪いのか

 裁判員が、被告人に対して「むかつくんですよね」と発言したことが物議を醸しています。

 なるほど、ネットを見ていると、公平中立であるべき裁判員なのだから、そのような発言は慎むべきではないか、という意見が多いようですね。

 みなさんは実際に裁判をご覧になったことはありますか?
 傍聴は手軽に出来るので見に行くといいですよ。(途中からでも入れますからね。)

 そもそも、裁判員裁判というのは、他人の刑事裁判に一般市民を強制的に巻き込む制度ですから、「めんどくせー」と思う人がいて当然だし、目の前に凶悪重大な犯罪を起こした(とされる)人物がいて、ふて腐れた態度をとっていたら、「むかつく」と思うこともあるでしょう(被告人も初犯の場合は特に裁判に不慣れですから、外部からはふて腐れた態度をとっているように見えることもありますが。)。

 「まさかこんな人が」と思える容貌の被告人ならいいですけど、アニメに出てくるようなイメージ通りの「犯罪者」面をした被告人も意外に多いですから(見た目で損ですね・汗)、それだけで裁判員の心証が形成されてしまうこともあるかも知れませんね。

 ただ、裁判員制度導入前から、関係者の間でも、この程度のことはありうるだろう、と指摘されてきました。

 でも、無理もないことです。
 罪を定める法律の内容はおろか、訴訟手続すら満足に知らない裁判員が、被告人にどのような質問をすればいいのかなんて、分かるわけがないのです。

 きっと「むかつくんですよね」と発言した裁判員は自分の気持ちを正直に述べたのでしょう。

 私は、これでもいいとおもうんですよね。

 なんだか裁判員制度に賛成していた人達のほうがこの件で目くじらを立てているみたいですけど、むしろ裁判員裁判で求められていたのは、実社会の、世間の、市民感覚を刑事訴訟に反映させることだったはずです。
 よくも悪くも、こうやって、裁判員が思うところを被告人にぶつけることこそ、望まれていたことなのでは?

 裁判官は「このくらいで」と裁判員をなだめたそうですが、適切な対応だったと言えるでしょう。
 また、弁護人も「被告人にはよかったのかもしれない」とマスコミに語っていますが、悪くないうけこたえだとおもいますね。

 もし、こういう事態が嫌なのであれば、裁判員制度を辞めるべきでしょう。
 自分が裁判員になったとき、はたまた被告人になったとき(誤認逮捕かも知れませんよ。)を想像して、いろいろと制度の是非について、考えてみたらどうでしょうか。
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テーマ:偏った報道 - ジャンル:ニュース

  1. 2009/11/20(金) 21:49:17|
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