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Il testimone...

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[差別] 障碍者差別と言葉狩りは違う

<問題となっているブログは11月8日付「医師不足の原因は医師会」。医師会を批判する記述の中で、「高度医療のおかげで機能障害を持ったのを生き残らせている。結果 擁護施設に行く子供が増えてしまった」「『生まれる事は喜びで、死は忌むべき事』というのは間違いだ」(原文のまま)と記載していた。>


 阿久根市(鹿児島県)の竹原市長のblogの内容が物議を醸しています。

 当該blog記事は、11月8日付けのもので、現在は文書は削除されていますが、<高度医療が障害者を生き残らせている>などと到底万人には理解できぬ妄言をるる書き連ねていたそうです。

 報道によれば、竹原市長は、文章の修正等に応じる意向を示しているそうですが、謝罪をするつもりはないそうです。

 ネットには、竹原市長を擁護する意見も少なくありません。

 その多くが、このような文章に目くじらを立てることは、言葉狩りに繋がるのではないか、などと述べているように見えます。

 なるほど、私も、差別的表現であったとしても、表現規制は謙抑的であるべきだとおもいます。

 気に入らない意見があったとしても、言論をもって対抗していくべきです。
 ちなみに、法律学の世界では、これを「対抗言論の原則」といいます。

 私は、言葉狩りとは、差別に繋がることを理由に特定の言葉の使用を禁じられ、あるいは、自ら使うのを差し控えざるを得なくなること、だと考えます。

 しかし、その一方で、言葉は常に変化していきます。
 その変化は、よき改善をもたらす場合もありますが、本来の意味を離れて言葉が独り歩きをするなど退化する場合もあるでしょう。

 だから、何が日本語として優れているのかは、一概に判断できるものではありません。
 
 そして、ある一時期において、狩りの対象となる言葉も、10年後には良い意味で使われているかもしれません。
 ゆえに、言葉を狩るようなことは常に慎むべきでしょう。

 しかし、そのことと今回の一件は少し性質が違うようにおもいます。

 竹原市長のblog記事には、言葉狩りに相当する「言葉」がないからです。

 竹原市長自身も認めてしまっているように、今回、彼に批判が集まっているのは、あまりにもその文章が稚拙すぎて「誤解を招いている」からです。

 抗議してきた障碍者団体に、言葉狩りうんぬんと言う前に、きちんとした言葉で語るべきではないでしょうか。

 障碍者団体も障碍者に文句を言うことまでは否定していないでしょう(中には、そういう団体もあるかもしれないが。)。

 しかし、もしそうだとしても、公人として最低限の知識をもって、価値ある確かな言葉で語ってほしい、というのが障碍者たちの健全な思いなのではないでしょうか。
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テーマ:憂国 - ジャンル:政治・経済

  1. 2009/12/18(金) 23:08:40|
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